村津 すみれ
amphibians
2026 | performing research
両生類。
融合と分裂という相反する力に引き裂かれた頼りない存在たち。
この作品は、カエルの発生学に関する研究とともに制作されました。
二つの身体がひとつとして在る閉鎖的な水性空間にはじまり、断裂の重なり(発達ともいう)を辿ります。ひとつめの分裂から、ふたつの身体は喪失、不整合、付着、そして離脱といった状態を漂い、細胞分裂や変態といった生物学的プロセスを反映します。 透過した皮膚、交換される体液、切断された臍の緒、安着しない形態といったイメージを通して、この作品は、アイデンティティを固定されたものではなく、 絶えず交渉されるものとして提示します。
半透明な存在たちの身体詩です。
photos by Milo
co-creater : Yushu Wang
light : Chase Kniffen
costume : Marino Funakoshi
voice, documentation : Milo
as part of RenGyoSoh Artists’ Lab 2026
program directors : Saki Kawamura & Chase Kniffen
RenGyoSoh artistic director : Yokko
supported by
Grace & St.Paul’s Church, LEIMAY Studio Subsidy Program, SUPR OMEN,
Movement Research, Triskelion Arts
Corrode
2025 | improvisation filmed, edited by Milo
— 体の奥深くには、腐った果実が横たわっている。形を失い、虫が貪り食う。
Corrode 蝕む は、Miloによって撮影された即興的な動きの映像作品です。食べるという概念をめぐる私たちの会話によって生まれました。人間の肉体と精神の衰退を核果の分解過程に重ねることで、私たちは、食べてしまうこと、食べられないこと、を内なる有機的なプロセスとして捉え直し、しかしそれは同時に他の人々や無菌的な環境から孤立させるものとして考えます。
2025 | performing research
星と星が出会った時、重力の相互吸収によって境界が崩壊し、異なる星が合体したり、消滅したりすることがあるらしい。engulfment は、連星系の吞み込み現象を足がかりに制作された、ソロパフォーマンスです。
この作品は、かつて自分が持っていたものが自分以外の何かに吸収され、いま自分が所有するものはすべて盗み取ったものであるという心理的な吞み込みの体験を中心に据えています。この融合へむかう力学の源泉として、作品は母娘の関係性に焦点を向けます。
臍帯との再接合、ピンク色の膨張、胎児化する身体といったイメージを辿りながら、作品は、何かを渇望しながら、同時にそれが自身を殺してゆく状態を映します。
photos by Milo
2025 Open Performance at Movement Research
2025 Stage Dive at Triskelion Arts
Seed Lab
2025 | curatorial project
一般公開されるラボでは、来場者はアイデアの共有に立ち合い、すみれがモデレーターを務めるディスカッションに参加します。これらのセッションでは、「アーティスト」と「観客」という二項関係を溶解し、参加アーティストの声を保護しつつ、ひらかれた視点の交換を可能にするよう設計されています。Seed Lab はこうした共同作業を通して、存在を見られ、声を聞かれることでアイデアの種を育む孵化空間をつくることを目指しています。
Featured Artists
ALYXÅNDRA
Brian Ellis
Olga Kravtsova
Ray Toy
Mirai Shinde
Chinaza Sol
Denim & Paul Liu
Jeven C. Lara
produced by RenGyoSoh
curator, facilitator : Sumire Muratsu
artistic director : Yokko